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あんしん不動産売却術
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更新日 : 15/09/04

住宅購入、売却からみたインスペクションのメリット

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こんにちは、今日は、最近注目を集めているホームインスペクション(建物診断、以下インスペクション)のメリットを売主側、買主側からみていきたいと思います。

日本の中古住宅流通量が海外に比べ少ない理由の一つに、品質への不安というものがあります。海外では中古住宅売買時に、インスペクションがあたり前に行われているので、安心して中古住宅を買うことができます。日本でもインスペクションの義務化が検討されており、インスペクションに対する需要がますます高まってくると思います。

売主がインスペクションを行うメリット

売主の希望は、高く、早く売りたいということです。築浅の人気エリア物件など、何もしなくても即売れる物件に、それほどインスペクションは必要ないかもしれません。売却したい物件の築年数がある程度経っていたらどうでしょう。買主は、建物の見えない部分、例えば水漏れや、土台、柱が腐ったりしていないか心配になるのではないでしょうか?。インスペクションを行うこと、物件の状態や、大きな欠陥がないことを、検査機関が調査していれば、買主は安心して物件購入することができます。また売り出し時にインスペクション済み物件として売り出すこともできます。

また、売主は引渡し後3ヶ月間、買主に告知していない欠陥が見つかった場合、買主から修繕費用を請求される可能性があります(FRK基準)。引渡し前に、検査機関がインスペクションを行っておけば、欠陥の有無を判断し、建物の状態を売主に告知できます。告知済みの欠陥については、欠陥の存在を知って買主は物件を購入したことになり、その部分について売主は修繕の責任を負う必要はありません。ただし、インスペクションにより100%欠陥が発見できるという保証はないところは注意が必要です。

買主がインスペクションを行うメリット

築20年より古い物件で、インスペクションをするメリットは特に大きくなります。それは、インスペクションによって、古い物件でも住宅ローン減税が適用できるかもしれないからです。

中古住宅では最大200万円が住宅ローン減税で還付されます(詳しくは)。中古住宅で適住宅ローン減税が適用されるのは築20年までです。築20年より古い物件でも住宅ローン減税が適用される方法が2つあります。一つは瑕疵保険に入ること、もう一つは耐震基準適合証明書をとることです。

インスペクションを行い、瑕疵保険に入れるかどうか、耐震基準適合証明書を取得できるかどうかを確認し、適合できなければ、それに合わせた修繕、耐震工事を行うことで、住宅ローン減税が適用されることになります。ただし、これらには、注意すべき点がいくつかありますので、不動産会社や、インスペクション会社に相談することをお勧めします。

では築20年未満の物件には、ホームインスペクションは必要ないのでしょうか?。築20年未満の物件でも状態がよいものもあれば、悪いものもあります。建物はメンテをしないと10年をすぎたあたりから劣化していきます。

購入したい物件が決まった段階でインスペクションを行えば、買ってから欠陥が見つかり、多額の修繕費用がかかるというリスクが少なくなりますし、もしいくつか修繕の必要があったとしても、どのくらいの修繕費用がかかるのかをおさえておけば、もしかすると案外お買い得な物件と出会えるかもしれません。ただし、売主さんからインスペクションをさせていただく為の承諾や協力が必要になりますので、不動産会社に相談してみるとよいでしょう。

売却、購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、インスペクションを検討してみてはいかがでしょうか?(T.S)

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