中古住宅購入には物件価格の10%が諸経費としてかかると見込んでおこう
中古住宅を購入するには、表示されている物件価格以外に様々な諸経費がかかります。
物件を探す時、予算をザックリと把握するために、物件価格+10%と考えておくとわかりやすいです。
例えば2500万円の戸建物件であれば、2750万円(2500万円x1.1)くらいのお金が必要になると心積もりをしておく必要があります。
それでは、2500万円の中古戸建物件を購入した場合のおおよその諸経費を試算してみましょう。
<諸経費概算>
・仲介手数料(物件価格の3%+6万円) 81万円
・登記費用(登録免許税など実費、司法書士への報酬) 35万円
・住宅ローン保証料、事務手数料 (2000万円 35年借り入れ) 40万円
・印紙税(不動産売買契約書、ローン契約) 3万円
・火災保険料(ローン利用時には必須) 35万円
・各種清算費用(固定資産税、都市計画税等を日割りで売主と折半) 5万円(仮定)
・引越し費用 20万円
・エアコン、カーテン購入、照明購入など 30万円
合計金額 249万円
物件価格2500万円に対して、諸経費が249万円ということで、物件価格の約10%程度が諸経費となっています。
上記で試算した金額は、戸建て、マンションの違い、借入額などで変わってくるため、あくまで目安の金額となっていますが、おおよそ物件価格の10%の諸経費がかかると考えておくと、予算組みがしやすいのではないでしょうか。
ちなみに新築ではかかる物件価格の消費税は、中古ではかかりません。(上記の仲介手数料にはかかります)
また購入後 半年くらいすると都道府県に不動産取得税を支払う必要がありますが、上記には含めていません。物件によっては軽減措置が適用されますので、都道府県に確認しておくとよいでしょう(東京都主税局のページ)(T.S)