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あんしん不動産売却術
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更新日 : 17/04/10

査定価格が不動産会社によって異なるのはどうしてでしょうか?

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回答:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

 <質問内容>

急な転勤で住み替えが必要となり、マンションを売ることにしました。築5年と比較的新しいせいか、マンションの住人のなかで売却するのはうちが初めてのようです。3社に査定を依頼したところ、各社の査定価格にだいぶ差が出ました。どんなことから、不動産会社によって違いが出るのでしょうか?

回答:査定価格に差があったのは、売却物件がそのマンション内で初めてだったことが関係していると思います。

最も重要なのは、同じマンションの取引事例

不動産会社が売主から査定を依頼されると、自社で決めているいくつかの観点から依頼物件の査定額を割り出します。

査定にあたっては、立地や広さ、間取り、築年数、周辺環境なども欠かせない項目ですが、最も重要なのは周辺物件の取引事例です。とくにマンションの場合は、同じマンションの住宅の取引事例が査定価格に大きく影響します。

しかし、ご相談者の場合は、これまでに同じマンションの取引事例がなく、査定価格を割り出す参考例がありません。そのため、不動産会社は周辺マンションの取引事例などを参考にし、現在の不動産市場の売買動向や買手のニーズなどに基づいて査定価格を調整したと思われます。

査定価格と売る力は別もの

ご相談者は、媒介契約を結ぶ不動産会社を3社のうちから決めなければなりません。3社の査定価格を比較して、自分の住宅に高い査定をつけてくれた不動産会社がよさそうに思えるかもしれません。

しかし、不動産会社の売る力と査定価格とは切り離して考えることをおすすめします。媒介契約をとるために、高めの査定価格を意図的に出してくるところもありますので注意しましょう。

各社から査定価格を聞くときに、どのような点から価格を割り出したのか説明してもらうとよいでしょう。査定価格の高い不動産会社と低い不動産会社で物件の見方に大きな差があるなら、売主としても理由を知りたいところです。

なお、定価格は売り出し価格を決める際の判断材料のひとつとなるものですが、査定価格が高くついたとしても、実際に買手がその価格で買ってくれるかどうかはわからないということを認識しておきましょう。

営業担当者は好感をもてる人のほうがよい

査定で訪れた営業担当者と媒介契約後の担当者は、同じ人になるのが一般的です。したがって、売主としてはこの会社と媒介契約を結んでもよいかどうか、査定の段階で営業担当者や会社自体について判断しておく必要があります。

ポイントは、媒介契約から売買契約までスムーズに運ぶ体制がきちんと整っているかどうかということです。

また、営業担当者については、数カ月のあいだ密接にかかわりますので、説明の仕方や売主との接し方に好感がもてる人のほうがよいでしょう。

不動産会社を選ぶときのもう一つのポイント

マンション内で初めての売り物件となれば、周辺で関心をもつ人も多いと思います。賃貸住宅に住んでいる人のなかには、売りに出たらすぐに行動に移したいと待っている人も少なくないと思います。また、同じマンションの住人のなかには、親や子のためにもう一戸ほしいと思っている人もいるかもしれません。

このように、初めて売りに出る物件は売主に有利にはたらく可能性も考えられます。不動産会社を選ぶ際には、周辺の買手ニーズを適格につかみ、効果的な売り出し方法を積極的に提案してくれるかどうかという点も重視すると、よい結果を生む可能性が高まるといえます。

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