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あんしん不動産売却術
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更新日 : 17/07/04

売却の際、マイナス点も買主に伝えるべきでしょうか?

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回答:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

<質問内容>

築10年の戸建てを売却し、住み替えることにしました。建物の状況は、きちんと閉まらないドアがあるなど建て付けが悪くなっているところがあります。買手に、このようなマイナス面を正直に伝えるべきでしょうか?買手の立場になると事前に知っておきたいと思いますが、売却に不利になりそうで迷っています(愛知県名古屋市 40歳 会社員)。

回答:基本的には、すべて伝えておくほうがよいです。

 

不具合を伝えることは、だれでも迷うこと

自宅を売りに出すとき、住宅の不具合を買主にどこまで伝えるべきか。この点はだれもが迷うところです。基本的には、すべて伝えたほうがよいと言えます。

売主が知っている不具合を隠して買主に引き渡した場合、あとからトラブルになる可能性があります。雨漏りや白蟻被害、柱のゆがみなど、住宅の構造にかかわる重大な欠点(瑕疵)の場合、隠して売却したとなると補修費用を求められることがあります。

ご相談者も、そのような事態を心配して迷っておられるのでしょう。

感じ方によるものは、伝える必要がないことが多い

不具合は売主が伝えたつもりでも、買主から聞いていないと言われる可能性もありますので、文書にして渡すのが確実です。

仲介の不動産会社から、住宅の外回りや内装、設備機器など、住宅の不具合や故障などを記入するシートを渡されますので、買主が気になると思われる箇所は、具体的に状態を記入しておきましょう。

ご相談者とは異なるケースになりますが、火事を出したことがある住宅や自殺者が出た住宅などは、心理的な瑕疵があるとされます。これらも伝えるべき項目だということを知っておきましょう。

伝える必要のないこともある

しかし、何から何まで、気になる点を伝えるべきかといえば、そうとも言えません。たとえば、車の騒音や隣人の生活音などは、人によって感じ方に差がありますから、あえて伝える必要はないと言えます。

ただし、隣人同士で生活音などによるトラブルが起きていた場合などは、判断が難しいところです。迷う場合は、仲介を依頼している不動産会社に相談することをおすすめします。

経験豊富な不動産会社は、いろいろなケースの情報を会社として蓄積しています。ご自分たちだけで判断をせずに、シートへの記入の仕方なども相談してみましょう。

(プロフィール)北見久美子 きたみ・くみこ

CFP(ファイナンシャル・プランナー)&消費生活アドバイザー。個人相談数千件の経験を生かし、「ライフプランに生かすお金の活用法」など、全国各地で住まいに関する講演を行っている。雑誌などでも連載多数。主な著書に『親のお金の守り方』『助成金がわかる本』『50歳からのお金のきほん』などがある。日本FP協会会員。

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