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あんしん不動産売却術
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更新日 : 17/08/17

ボヤを出した家を売却する際、それを買手に伝えるべきでしょうか?

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回答:ファイナンシャル・プランナー 北見久美子

 <質問内容>

自宅の売却を考えていますが、2年ほど前にボヤ(小火)を出したことがあります。壁を焦がす程度で自分たちで消し止めましたが、妻が慌てて消防車を呼んだため、ご近所に知られてしまいました。焦げた壁はリフォームを済ませてありますが、ボヤの件は買主に伝えたほうがよいでしょうか?(愛知県名古屋市 42歳 会社員)

回答: ボヤは心理的瑕疵に該当しますので、買手にきちんと伝える必要があります。

心理的瑕疵とは?

ボヤの跡がキレイにリフォームされていれば、住むこと自体、特に問題はないでしょう。しかし、だからといって、ボヤを出したことを買手に隠すのはよくありません。

住宅を売買する際は、住宅の瑕疵(欠陥のこと)を買主に伝えることが必要です。

建物に法令違反、雨漏り・土台の割れなどがあった場合、住宅の瑕疵とされます。ボヤを出したことは住宅の瑕疵には当たりませんが、心理的瑕疵とされ、こちらも買主に伝えることが必要です。ボヤのことを知っていたら買わなかったと、買手が考える可能性があるからです。

心理的瑕疵としては、他にも次のような例があります。

・自殺や殺人があった

・事件や事故による死亡があった

・事件や事故、火災があった

・近くに指定暴力団等の事務所など人が嫌悪するものがある

きちんと買手に説明して引き渡すことが大切

住宅の瑕疵を買主に伝えずに売却すると、その修繕費を請求されたり、賠償請求をされることがあります。それは心理的瑕疵についても同様です。売主が伝えずに引き渡した場合、後で大きなトラブルになりかねません。

もしかすると、買主が住み始めた後、周辺の住民から偶然に伝わるということも考えられます。周囲の人の記憶は曖昧ですし、間違って伝わることもあるでしょう。売主との関係によっては悪意が混じったり、大げさに買主に伝わるかもしれません。

ボヤがあったことを最初に買手に伝えておくと、このようなトラブルを防ぐことができます。ボヤが起きた時期や程度、リフォームの内容についても、きちんと説明しておくようにしましょう。

(プロフィール)

北見久美子 きたみ・くみこ
CFP(ファイナンシャル・プランナー)&消費生活アドバイザー。個人相談数千件の経験を生かし、「ライフプランに生かすお金の活用法」など、全国各地で住まいに関する講演を行っている。雑誌などでも連載多数。主な著書に『親のお金の守り方』『助成金がわかる本』『50歳からのお金のきほん』などがある。日本FP協会会員。

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