あんしん不動産売却術
AI(人工知能)で物件の適正価格がわかる
AIで物件探しが当たり前に
現代人は、スマホを片時も手離すことなく、自分に必要なあらゆる情報を検索しています。マイホームをスマホで探す買主も多くなりました。
近年、AI(人工知能)技術の進化とともに、物件探しにAIが使われ始めています。
希望や条件を入力すると、AIが条件に合った物件を検索してピックアップしてきます。さらに、その「適性価格」を表示することができるAIもあります。
ビッグデータから「適性価格」を割り出すAI
AIは、新築時の分譲価格や約1000万件におよぶ過去の売買事例、築年数など不動産価格を左右する様々なデータを収集・蓄積します。こうしたビッグデータをもとに売り出されている個々の住宅の「適性価格」を表示します。
これまでは、売られている物件の価格が適正かどうかはプロでないと判断できませんでした。
AIの登場により、客観的な価格を買主が簡単に知ることができます。その物件が割高なのか、割安なのか即、判ってしまうのです。
売主も、売り出し価格を設定するのにAIは利用できます。
いくらで売却できるのか、AIが算出する「適正価格」を参考にできる為、高すぎた値付けで売れないということが減るかもしれません。
AIはまだ発展途上
しかし、今ところ、AIによる不動産評価は概ね上下15%程度の幅がでます。
また物件固有の条件、例えば「リフォーム済みである」や、「プレミアムがついている物件」などはAIでは判断がされません。
AIによる「適正価格」は、今のところ参考値としてとらえておくことが必要です。
しかし、今後、AIの精度が高まり、プロが行う査定にとって変わる日も近いかもしれません。