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更新日 : 19/01/27

マンションを売却したら修繕積立金は戻ってくる?

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そもそも修繕積立金とは?

「マンションを売却すると、これまで支払ってきた修繕積立金は返還される?」

大規模修繕の時期がこないうちに売却する人のなかには、そんな疑問を持つ人も少なくないでしょう。

結論から言えば、答えは「ノー」です。今回は、その理由についてお話しします。

修繕積立金は、建物の老朽化を防ぎ、資産価値を維持するための定期的・計画的に修繕、また不測の災害や事故で突然大規模な修繕が必要になった時に備えて積み立てるお金です。

大規模な修繕には多額の費用が必要になることから、マンションの区分所有者全員が10年以上かけて毎月コツコツと積み立てています。

修繕積立金は、管理組合がマンションの区分所有者から毎月決まった金額を徴収するのが一般的です。

一度管理組合に入金された修繕積立金は、誰が支払ったものであっても管理組合の財産になります。

そこが個人の貯金などの積立金と大きく異なる点です。「払い戻し」という考え方が成り立たないのです。

ちなみに、マンション管理規約のモデルとして国土交通省が作成した「マンション標準管理規約」では、積み立てた修繕積立金を取り崩すことができるのは、次の5つの場合に限定しています。

①一定年数の経過ごとに計画的に行う修繕

②不測の事故その他特別の事由により必要となる修繕

③敷地および共用部分などの変更

④建物の建て替えおよびマンション敷地売却に係る合意形成に必要となる事項の調査

⑤その他敷地および共用部分等の管理に関し、区分所有者全体の利益のために特別に必要となる場合

区分所有している間は支払う義務がある

修繕積立金を支払うのは、あくまでも月々の支払い時点で区分所有権を持っている人です。

したがって、売却によって結果的に大規模修繕の恩恵を受けることができないとしても、区分所有期間中に支払った分は返還されません。

原則として新たな購入者は、引き渡しを受けた時点、つまり自分が区分所有者になった時点から修繕積立金を支払うことになり、過去にさかのぼる必要はありません。

ただし、売主に修繕積立金の滞納があった場合は別です。

売主が滞納していた場合はどうなる?

マンションの区分所有に関して定めた法律のなかには、「管理組合は、前所有者が滞納した債務を次の所有者に請求できる」旨の定めがあります(区分所有法第8条)。

購入者に迷惑がかかり、損害賠償を請求されることにもなりかねませんので、売却前に滞納を解消することが大切です。

清算せずに売却する場合には、その分の値引きを余儀なくされることを知っておきましょう。

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