ウィズコロナ時代、引っ越し会社の取り組みは?
緊急事態宣言が全国的に解除され、自宅の売却や住み替えに伴う引っ越しも増えていくことが予測されます。
エリアをまたいでの転居や運送会社スタッフとの接触などに対して、感染リスクを恐れる人も少なくありません。
そんななか、運送会社は新型コロナ感染防止に向けて様々な対策に取り組んでいます。
では、ウィズコロナ時代、実際の引っ越し現場でどのような対策が取られているのでしょうか?
引っ越し会社のコロナ対策とは?
引っ越しを扱う運送会社のほとんどが、ホームページで自社の感染防止策を公開しています。
会社によって違いもありますが、ほぼすべての会社が徹底して行っているのは次の点です。
・手洗い、うがい(出勤日、休日を問わず)
・毎朝の検温、体温報告
・体温37.5℃以上の場合、すぐに帰宅させる
・マスク、軍手の着用
・手のアルコール除菌
・作業中の室内の換気
・使用するトラックの消毒
なお、マスクについては、作業中における熱中症や酸欠、息切れを防ぐため、状況に応じて着用しないこともあるとしているところもあります。
●見積もりをリモートで行う会社も
引っ越しを依頼する際、不可欠なのが見積もりです。
通常は運送会社が依頼者の自宅を訪問して、荷物の量や周辺の道幅などを見たうえで金額を出します。
しかし、現在は接触による感染リスクを減らすため、リモートでの見積もりに対応している会社もあります。
電話で荷物の内容をヒアリングしたり、依頼者に室内の写真を送ってもらうなどの方法がとられています。
引っ越す側が注意すべきこととは?
引っ越しを依頼する側も「感染しない」「感染させない」ための対応が必要です。
マスク着用や手洗い、うがいの徹底はもちろんですが、体調が悪い時(発熱、咳、くしゃみ、倦怠感など)は、決して無理はせず、早めに運送会社に伝えてスケジュール変更をすることが大切です。
また、運送会社によっては2週間以内に海外渡航歴がある人や、海外渡航歴がある人と接触した人に対して、引っ越しの延期を依頼しているところもあります。
該当する場合は、正直に伝えて日程の変更をしましょう。
新型コロナの収束にはまだ時間がかかりそうです。
感染防止対策をきちんと取り、安心して引っ越しができるように進めていきましょう。