「売却が決まったら着手しよう!」チェックリスト
買主から「住宅ローンの本審査に通過した」という連絡が来たら、一安心!いよいよ売却手続きの最終段階です。
家の引き渡しまでは約2週間。この短期間に引っ越しや引き渡しに向けてやるべきことが目白押しです。
見落としがないように、慌てず順を追って進めましょう。チェックリストはプリントアウトして使うと便利です。
残金決済日を決めよう!
売却のゴールは「買主からの残金の受け取り(残金決済)」と「買主への引き渡し」です。通常、この2つは同じ日に行います。
手続きには売主、買主、不動産会社の3者が同席しますので、不動産会社を通じて日程調整をします。
抵当権抹消や支払い手続きがあるため、法務局や金融機関が開いている平日に行うことになります。
引っ越し準備って何がある?
引き渡しの日程が決まったら、売主はその前日までに引っ越しを済ませておかなければなりません。
ここからが忙しくなりますので、効率よく作業を進めていく必要があります。
やるべきことは次のとおりです。
●「引っ越す日」と「引っ越し業者」の決定
できるだけ早く引っ越しの日を決め、業者を手配しましょう。
特に春は大変込み合いますので、早めのアクションが大切です。
引っ越し業者の多くは梱包用の段ボールやガムテープなどのサービスを提供していますので、有効に使いましょう。
●荷造り、不要品の処分
家財道具の荷造りと不用品の処分も余裕をもって進めます。
注意したいのは粗大ごみの処分です。自治体への申し込みが必要ですが、回収まで2週間ほどかかることもありますので要注意です。
●仮住まいの決定
短期の入居者を受け入れる物件数が少ないため、見つかるまでに時間がかかることが多いです。
新居に移るまでに仮住まい先が必要な場合は、複数の不動産業者に事情を説明して、広く情報を集めましょう。
●子供の転校手続き
現在、通っている学校に「在学証明書」「教科用図書給与証明書」を発行してもらいます。
これらは、引っ越し先の役所で交付される「転入学通知書」とともに、転校先に提出する必要があります。
教科書は、転校先が同じものを使っている場合は再支給されません。
荷造りの際、うっかり捨ててしまわないよう気をつけましょう。
●駐車場の解約
駐車場を借りている場合は、解約手続きをします。
●役所への届出
転出届や印鑑登録の廃止など、役所関係の手続きがいろいろあります。
引っ越す2週間前からできますので、早めに終えておきます。
●各種インフラの停止、解約
遅くとも引っ越しの1週間前には、電力会社、ガス会社、水道局に連絡して、解約、停止の依頼をします。
インターネットの移転や解約の手続きは利用しているプロバイダーに、固定電話回線の移転や解約はNTTに連絡が必要です。
どちらも引っ越しの2週間以上前に行っておきましょう。
●火災保険の解約
ほとんどの手続きは「早め」に行うことが大切ですが、火災保険の解約は例外です。
引き渡し完了後、その日のうちに解約するのが理想です。
保存版チェックリスト
プリントアウトして、見やすいところに置いておくと便利です。
スムーズに引き渡しができるよう、一つ一つ確実に準備していきましょう。
【引っ越し前の準備編】
【お役所編】
引っ越し日の14日前から手続き可能。
【ライフライン編】
いずれも1~2週間前までには手続きを。