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あんしん不動産売却術
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更新日 : 20/07/29

「不動産オークション」のメリット・デメリット

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「不動産オークション」は、欧米やオーストラリアでは1980年代からスタンダードな取引方法として確立しています。

日本でも1999年の規制緩和を機に民間企業に解禁され、既に20年が過ぎました。

まだ利用度はまだ低いシステムですが、なかには従来の売却ルートより高く早く売却できるケースもあります。

「不動産オークション」のしくみ、メリット・デメリットについて知っておきましょう。

 どんなシステム?

「オークション」と聞くと、すべて自分一人で行うイメージを持つ方もおられるかもしれません。

しかし、多くの場合、売主が「不動産オークション」を取り扱う会社(不動産会社など)に相談しながら進めることになります。

仕組みは、おおむね次とおりです。

①オークションを取り扱う会社に売却について相談するとともに、査定を依頼

②売り出し価格(最低売却価格)を決めて、期間限定でオークションサイトに出品

③買い手が希望価格で入札

④期間内で最も入札価格が高い買い手と取引する

⑤取引が成立した場合は、仲介手数料を①の会社に支払う

 落札者の決定方法

落札者の決定には次の2つの方式があり、オークションサイトによってあらかじめ決められていることが多いです。

①競り上がり方式 売主が設定した最低売却価格からオークションをスタートし、競り上がりが止まった時点で最高額を付けた人が落札する。

②ポスティング方式 買主が購入価格を記載した入札書を1回だけ提出(ポスティング)する。

すべての入札書の中で売主の希望最低価格を超え、かつ最高額を提示した人が落札する。

なお、「競り上がり方式」「ポスティング方式」いずれの場合も、売主は価格のほかに用途、購入条件、名義なども踏まえた総合評価で落札者を決めることも可能です。

総合評価で決める場合は、オークション開始時点で告知しておくことが必要です。

購入希望者の条件を比較検討できる

「不動産オークション」のメリットは、何と言っても購入希望者のなかから最も良い条件の人を選べるという点です。

一般的な不動産売買の場合、最初に購入申込書を受け取った相手と1対1で交渉する、いわゆる「先着順」が原則です。

そのため、売主のなかには「もう少し待てば、もっと良い条件の買い手が現れるかもしれない」と迷い、売却に時間がかかる人も少なくありません。

その点、購入希望者全員の条件を同時に検討できるので、後悔のない選択がしやすいといえます。

ほかにも次のようなメリットがあります。

●物件情報の公開範囲を任意で設定できる

不動産は1点物であるため、「こういう家を探していた!」という人に出会えれば、高値で売却することが可能になります。

オークション会社によっては、自社のネットワークなどを駆使してあなたの家や土地を購入したいと思いそうな人に限定して情報を流すことも可能です。  

●買い手との値引き交渉が不要

買い手が希望価格を提示するので、面倒な価格交渉をせずに済みます。

 「不動産オークション」の市場は未成熟

一方、不動産オークションのデメリットは市場が発展途上で未成熟なことです。

そのため、次のようなことが起きやすい面があります。

・オークションに出しても入札者が出ない場合がある

・期待したほど価格が上がらず、安値での売却になるケースがある

・一部に悪質な不動産オークションの運営会社が存在する(高額な報酬や手数料を請求するなど)

「不動産オークション」を利用する場合には、メリットとデメリットを理解したうえで、信頼できる取り扱い会社に依頼することが大切です。

最低落札価格や入札期間などの条件について事前に十分話し合い、不明点は納得できるまで確認しましょう。

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